猫は基本的に爪を切られるのが嫌いです。
猫の爪は、高いところに登る時に引っかけたり、かゆいところをかいたり、他の猫と戦う時に武器になったりするために、いつも爪を研いでおくくらいなので、本能的に爪を切られるのは嫌なのかもしれません。
うちでは、
・家庭でも爪を切ることができる猫
・動物病院での診察の時なら爪を切れる猫
・動物病院でも爪を切れない猫
の3パターンの猫がいます。
よく仔猫の時から爪を切る習慣をつけておけば、爪切りをそんなに嫌がらなくなる、と書いてありますが、うちでは、仔猫の時から頻回に爪を切ることをしなかったので、そのようにしつけ?られている猫はいません。
家庭で爪が切れる猫は、おとなしい猫か、なんとか抑えることができる猫です。
動物病院の診察時に爪が切れる猫は、特殊な環境の中、びくびくしていているため切れてしまう猫。
診察時でも切れない猫は、逆に怖がりすぎて、ずっと「シャー」といっていたり、口で噛みそうになる猫。
高齢猫や、猫によってはあまり爪研ぎをせず(古い爪がはがれず)、爪が伸びてきて、皮膚にささりそうになっていたり、歩く時に、爪が床にあたって、カツカツ音がなっていることもあります。
このような時は、爪切りが必要です。
爪を切る時は、以前は猫用の爪切りを使っていましたが、最近では人間用の爪切りを使用しています。
理由は動物病院で人間用の爪切りを使っていたためで、確かにやりやすく切れ味もいいのですが、人間用は安全性は低いので、慣れない方が行うと、猫を傷つけてしまう恐れがありますので、動きの激しい猫や爪切りに慣れていない方は、猫用の爪切りを使った方がいいと思います。
家庭で爪切りができない猫は、動物病院に行った時に切ってもらうことになりますが、毎回動物病院につれていくわけにもいきませんし、動物病院でも麻酔をかけないと切れないような猫もいます。
そんな時は、まず試してほしいのは爪研ぎの設置です。
爪研ぎについても、猫によってお気に入りの爪研ぎ(種類)、場所、高さなどがあるので、ひとつ設置して爪を研がないからといって、爪研ぎが失敗というわけではありません。
家中に設置できないとは思いますが、爪の問題は猫に一生ついてまわることなので、可能であれば色々試してみてほしいと思います。
ちなみに、我が家では、キャットタワーの柱、段ボール製の下に置くタイプ、麻でできた平らのものを柱に打ち付けたもの、などなど、家中に爪研ぎがあります。
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